もろみ酢公正取引協議会

もろみ酢は、沖縄の地酒・泡盛の製造工程で発生する蒸留後の絞り粕・もろみを絞ってろ過した清涼飲料水です。
“酢”と付いていますが、酢酸を含む「食酢」ではなく、クエン酸やアミノ酸が特に豊富で、
他の酢と比べても匂いや酸味が少なく、まろやかで飲みやすいのが特徴です。

成分と
そのはたらき

クエン酸が豊富で、後味すっきり、必須アミノ酸を含む18種類以上のアミノ酸、リラックスをサポートする成分として注目されているGABAも含み、くつろぎ時間におすすめ。
日ごろの健康維持や美容に気をつけられている方へおすすめの健康サポート飲料です。

毎日飲んで健やかライフ! もろみ酢のさまざまな成分

体に必要な栄養素を豊富に含んでいます

もろみ酢の主要な成分は、泡盛製造の際「黒麹菌」によって大量に生成されたクエン酸です。クエン酸をたっぷり含む沖縄ならではの恵み、体内ではつくり出せない9種類の必須アミノ酸を含む、計19種類のアミノ酸、さらにミネラルやGABA(ギャバ)など、もろみ酢は、毎日に取り入れやすい健康維持に役立つ、沖縄生まれのドリンクです。

こんな方におすすめ

  • 疲れやすいと
    感じる方

  • 日常的に
    運動している方

  • 美容・ダイエットを
    意識している方

  • ストレスや睡眠が
    気になる方

もろみ酢の誕生

もろみ酢は、琉球王朝時代から伝わる泡盛の醸造過程から生まれました。
泡盛を仕込む際に出る「もろみ粕」から抽出された液体がもろみ酢の原型です。

もろみ酢の起源

元々、泡盛の蒸留粕は家畜の飼料や肥料などとして古くから利用されていました。
今から50年ほど前の1970年代、石川酒造場の初代社長がもろみ粕を与えた家畜が“良質な肉質になる”ことに着目し、商品化に向けて研究をスタート。
「元祖・もろみ酢」が誕生しました。その健康パワーは徐々に注目を浴び、その後多くの酒造所などがもろみ酢造りを始めました。

健康志向ブームと普及

1990年代以降、全国的に健康志向が高まる中、2001年放送・NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のヒットも相まって“沖縄ブーム”が巻き起こりました。もろみ酢は「沖縄の食文化から生まれた伝統ドリンク」として脚光を浴び、全国的に名が広まりました。沖縄を訪れる観光客のお土産としても人気を集め、沖縄の伝統や健康効果をPRする商品として観光地や空港、全国の販売店で販路を広げました。

成分の効能を臨床試験で確認

2005年8月には、ヘリオス酒造株式会社の調査により「黒麹醪酢」によるコレステロール値改善の効果を証明。
コレステロールに関する研究報告も。

※詳細は学術資料へ

現代のもろみ酢

現在、もろみ酢は伝統的な製法を守りながらもフルーツフレーバーなどさまざまな種類が製造されるようになり、消費者のニーズに合わせた製品展開を広げています。飲みやすくアレンジされた商品が多く開発され、飲み方や用途が多岐に渡っています。

黒酢との違い

一見すると似た印象のあるもろみ酢と黒酢ですが、原料や製法、含まれる成分や味わいにいたるまで異なります。

  • もろみ酢

    原料はタイ米を麹(こうじ)にして水だけを加え、黒麹菌の力で「クエン酸発酵」をさせた泡盛の醪(もろみ)で、クエン酸とアミノ酸を豊富に含みます。クエン酸のやわらかい酸味と黒麹独特の香りがあり、ストレートでも飲めますが、割りもので飲むとよりまろやかに。

  • 黒酢

    原料は玄米、酢酸発酵により作られ、酢酸とアミノ酸を含む。ツンとくる酸味とアミノ酸によるコクのある味わいですが、ストレートで飲むと酸度が強く、お料理や割って飲むのが合う。